猫の混合ワクチンについて

当院は猫の混合ワクチンも犬と同様に毎年の接種はお勧めしておりません。しかし、猫については、簡易抗体チェックがまだ発売されておらず、外部検査機関に委託することから、検査代金が高価になってしまうため、今のところ積極的にはお勧めできておりません。よって、3年に1回程度の間隔をあけての、追加接種をお勧めしております。また、多頭飼育などの感染しやすい環境での飼育の際は毎年の接種をお勧めする場合がございます。

猫3種ワクチン

猫かぜであるヘルペス、カリシ、重い腸炎を起こすパルボの予防ワクチンです。弱毒化ワクチンのため持続性に優れています。
1頭 4,400円(往診代込、消費税込)

猫白血病ワクチン

猫の白血病を予防するワクチンです。上記のワクチンと混合された4種ワクチンというものも発売されています。当院では通常取り扱いがございませんのが、取り寄せも可能ですのでご希望の方はご相談下さい。

<猫白血病ウイルス>

白血病やリンパ種のような血液の癌を発生させたり、免疫低下によりさまざまな病気を引き起こします。胎盤や唾液から感染するため、新しく仔猫を迎えたり、外に出てノラ猫と接触する可能性のある子は注意が必要です。
※猫エイズのワクチンも発売されていますが、当院では取り扱いがございません。

■ 猫の混合ワクチンのワクチンプログラム

生後4ヶ月以下の子猫(猫3種ワクチン)

生後2ヶ月目で初回、以後1ヶ月ごとに2回目、3回目と接種し、生後4ヶ月目で接種完了、翌年以降は3回目のワクチン接種から1年後に追加接種、それ以降は3年に1回でOKですが、 高齢や病気などで免疫が弱い子や、3年に1回では不安という飼い主さんはもう少し短い間隔での接種や抗体チェックをご検討下さい。

生後4ヶ月以上の猫(猫3種ワクチン)

初回接種後、1ヶ月後に2回目接種。翌年以降は、2回目の接種から1年後に追加接種。それ以降は上記と一緒です。